苗半作は本当。
苗半作という言葉を知っていますか?
割合農家の方なら誰だって知っている言葉ですが、僕はこの世界に入るまでは知らなかったです。
意味はと言いますと、良い苗を育てることは1年の半分を決めるということ。
この言葉って、本当なんです。
さつまいもだけではなく、どのような野菜・果樹でも苗の良し悪しによってその年の収穫量がほぼ決まってしまいます。
悪い苗で育てると病気にかかるし、良い苗で育てるとぐんぐん育つ。
良い苗を作ることができるというのは一人前の農家になる第一歩なのです。
かく言う僕もさつまいもの苗を育てています。(登録品種は許可なく勝手にやると違法になるので注意が必要です。)
自分で作った苗は、外から持ってきた苗に比べるとしっかりとしており、収量も多かった傾向にありました。(贔屓目も多少あるかも)
今年は発酵熱を利用した温床育苗に挑戦。
落ち葉や米ぬかなどを混ぜ合わせ、発酵させ、その熱でさつまいもを育苗させるという机上の空論的な取り組みですが、果たしてうまくいくでしょうか。
トライ&エラーが1年に1回しかできないのが農業の怖いところですが、トライしなければサクセスもないと思っています。
だから失敗は覚悟の上で挑戦。
うまくいきますように。